人材採用

株式会社ハーベス「リクルーティング」

Outline

企業の将来を担うカルチャーフィットな人材と出会うための採用ブランディング

ハーベスの扱う特殊潤滑剤は車やカメラ、スマートフォン等に使われており、暮らしのあらゆる場面で欠かすことができない技術です。しかしながら、世界の名だたるものづくり企業を支えている一方で目に見えない製品であるがゆえに、学生に対する会社の認知度は低く、採用コストが高くなってしまっている課題がありました。会社が順調に成長していくなかで将来を担う人材を効率的かつ効果的に採用していくためのブランディングに取り組みました。これまで言語化されていなかった働き方や社風にフィットする人物像を定義し、コミュニケーションツールとしての動画を制作しました。

Approach

待遇だけではない自社の魅力について振り返る

BtoB事業が中心のためそもそも学生に会社の魅力を伝えられていない現状があり、採用ブランディングに取り組むにあたっては、まずその魅力を探っていくことからスタート。採用部門と事業部門を横断したチーム編成により、会社の強みや社会への提供価値を自ら振り返ってもらうワークショップを実施。社外の人間であるデザイナーが議論をファシリテートし、事業や働き方における自社の魅力を引き出すとともに、ハーベスらしさとブランドコミュニケーションの方向性を探っていきました。

Process

求める人物像を誰にでも分かるカタチに

採用に求める人物像を「ハーベス人材」として具体的な言葉にしていくために、社内で改めてワークショップを実施。若手から役員まで、営業部から研究開発部まで、事業部門を横断した混合メンバーでグループワークと意見交換を行いました。「ハーベスらしさ」を導き出したワークショップの結果を元に3つの行動パターンを持った人物像を描き出し、その人物像とのコミュニケーション手段の一つとして動画を制作しました。

この事業で取り組んだこと

  1. 事業部横断の選抜メンバーでのワークショップの実施、「らしさ」の抽出
  2. 「ハーベス人材(採用したい人物像)」の策定
  3. 採用キャッチコピーの作成
  4. 企業紹介(採用)動画の制作

Design

Visualization

求める人材像を可視化

「ハーベスらしさ」を導き出したワークショップの結果を元に3つの行動パターンを持った人物像を抽出。人材採用を行う際の適性を測る指針の一つとして策定しました。

Concept

「心地よさ」に込められた会社の魅力

あらゆる製品の摩擦を滑らかにする潤滑剤が「心地よい」社会をつくっていることや、社員を第一に考える「働きやすさ」をイメージしてもらうためのキャッチコピー「ともにつくろう、心地よい未来を」を開発。採用プロセスのさまざまな場面において統一されたメッセージとして発信していきます。

Movie

実在の「ハーベス人材」から会社の魅力をビジュアライズ

人事部門へのヒアリングを踏まえ、学生とのコミュニケーションツールとして動画を効果的に活用していく方針を確認。入口となる採用サイトやオープンカンパニー(会社説明会)などで活用できるように、製品の概要や会社の雰囲気を分かりやすく伝えるコンパクトな動画を制作しました。撮影では、実際に会社で活躍している社員(=ハーベス人材)から働き方や製品の魅力について語ってもらったこともあり、職場への親しみと会社・製品への信頼感を感じてもらえる内容となりました。

Comment

「社員を大切にする会社」として、これまでも働きやすい環境や制度をつくってきた会社からの依頼で、言語化されていない会社の魅力を見える化していくアプローチに軸をおいた支援となりました。採用ブランディングという切り口ではあるものの、扱う製品だけではなく、会社のカルチャーや価値観を掘り下げていったデザインプロセスは社員の皆様にとっても我々にとっても期待感の高まる発見の多い機会となりました。

支援メンバー
  • 市川 潤
  • 瀧脇 大典
  • 廣瀬 敦

Client

株式会社ハーベス

〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-21-14 パークサイドガクヤビル

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