Outline
小児に寄り添う成長サプリメントの開発
ジェネリック薬品の製薬メーカーで、小児用医療品に定評のある高田製薬が新規事業の一つとして成長期の子どものためのサプリメント事業を計画。新規事業の開発子会社として立ち上がった高田ヘルスケアソリューションズからの依頼により成長サプリメントのコンセプトメイキングおよびネーミング、ロゴ、パッケージの提案等、テストマーケティングに向けたイメージ戦略づくりをブランディングチームでサポートしました。
Approach
ストーリーの共有からブレないイメージをつくる
製品としての形がまだない新規事業のブランディングということで、会社の方針はもちろん、開発のメンバーも含めたプロジェクトチームそれぞれの思いを早いうちにまとめていく必要がありました。デザイナーのファシリテーションにより事業の位置づけや方向性を整理し、「誰にどんなサプリメント(価値)を届けるのか」という製品ストーリーをまとめていきました。その上でプロジェクトメンバーと共にコンセプトやネーミングを作成し、一貫した世界観を共有しながらロゴおよびロゴタイプのデザインにつなげていきました。
Process
ポジショニング戦略で、市場に独自の体験価値を築く
キッズサプリメントの開発背景の丁寧なヒアリングから始まり、他の新規事業にも通底する企業としての強みや思いを整理しながらブランドのコアとなる概念をプロジェクトチーム全員で言語化していきました。同時に開発チームの試作品で味や提供方法を適宜確認し、ペルソナの設定から競合他社との差別化、イメージ戦略上のポジショニングを検討。子どもの成長に寄り添う独自の体験価値を市場に位置づけた上で、複数のデザイン案から製品ロゴのイメージを絞り込み、パッケージのデザインにつなげていきました。

この事業で取り組んだこと
- 製品のブランドコンセプト、メッセージの作成
- 製品のネーミング開発
- ブランドロゴタイプのデザイン、デザインマニュアルの作成
- 製品のパッケージデザイン、展開イメージの作成
Design
Concept
「からだ知る向き合う育っていく」
小児医薬品に強みを持つ同社が掲げる「Pediatric Centrecity(小児中心)」の考え方を根底に、成長過程でこどもが自分の体を知っていくことを助け、成長に寄り添っていくという思いをコンセプトとメッセージに込めました。

Naming & Logo
『 FUTRICO(フュートリコ) 』
これから成長していく子ども達の未来(Future)に必要な栄養素(nutrition)を補完するサプリメントという意味から。

Logo Manual
Package
ロゴマークはFUTRICOの頭文字「F」をモチーフとし、人と人。からだと心が向き合う様子を表現。健康を扱う事からHealthの頭文字「H」も想起するシンボルにしています。また、向き合う事で新しい成長が生まれる事を表現するため、ロゴを繋げると階段のようなステップアップ・DNAの螺旋状のイメージとなる構造にしました。インターネット販売のみの計画であったため、SNS等の運用時にも活用できるロゴをアイコンとし、情報量のあるサイトでも目立つシンプルな包装パッケージとしました。自宅のリビングに置いてあるときも邪魔にならない暮らしになじむデザインを提案しました。

Comment
医薬品メーカーの同社としては、初めて一般消費者向けの製品を開発するという取り組みであり、「0→1」をつくる楽しさと難しさのどちらも感じるプロジェクトでした。試行錯誤の連続でしたが、同社内のプロジェクトメンバーの熱量に応えていくことでデザインがよりブラッシュアップされていく感覚を強く感じる取り組みとなりました。新規事業のはじめの段階からデザインを活用してブランディングに取り組むという経験値が今後の事業拡大にもつながっていくことを期待しています。
※尚、本プロジェクトは現在継続していないため販売の予定はありません。
支援メンバー
- 市川 潤
- 瀧脇 大典
- 中山 裕介
Client
高田ヘルスケアソリューションズ株式会社
〒336-0027 埼玉県さいたま市南区沼影一丁目11-1







